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注射針を「折れやすい安物」に変えるコストカット
アメリカの医療費の高さは日本でも有名だが、今、その高騰の裏で「医療の質そのものの致命的な劣化」が起きている。
その主犯が、病院や診療所、救急医療現場に怒涛の勢いで浸透しているプライベート・エクイティ(PE)ファームだ。
PEファームのビジネスモデルの本質は、買収した企業のコストを限界まで削り、短期的な利益を最大化して転売することにある。この論理が医療現場に適用されたとき、恐るべき事態が引き起こされた。
ブルームバーグが報じた大手皮膚科チェーン「USダーマトロジー・パートナーズ」の事例では、PE傘下の本社が医療スタッフへの事前の相談もなく、注射針を極端に安価なノーブランド品に切り替えた。
現場の医師によれば、その針はあまりに品質が劣悪で、「患者の皮膚に刺さったまま、体内で折れる」事故が頻発したという。



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