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「麻辣湯ブームに乗った訳ではない」サラダ専門店クリスプ代表が明かす、虎ノ門の新業態に《スーツのおじさん》が集う理由

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バイウェイヌードル 麻辣湯
バイウェイヌードルの店内。サラダ専門店が麻辣湯に参入した狙いとは?(写真:筆者撮影)
  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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さらに、筆者がバイウェイヌードルを訪れて驚いたのが、麻辣湯店なのに男性客の割合が多いことだ。40代や50代とおぼしき男性が麻辣湯をすすっており、他では見ない光景だと感じた。宮野氏によれば、現在、同店のお客の約35%が男性だという。

「男性のお客様からは『麻辣湯は食べてみたかったけど、店に入りにくい』という声が多く聞かれました。確かに、若い女の子の行列に入っていくには勇気がいるかもしれませんが、オフィスで働く方向けに設計した当店なら違和感なく利用できます。それに、中高年の男性こそ健康を気にし始める年代で、『野菜を採らなくては』という意識が高いのでリピーターになりやすい。クリスプサラダワークスも、実は売り上げベースでの男女比は半々。特に40代男性はリピート率も高いロイヤルカスタマーの層と見ています」と宮野氏。

バイウェイヌードルの店内。女性客がメインだが、筆者の訪問時は男性も多く見受けられた(写真:筆者撮影)

オフィス立地に麻辣湯店がなかった理由

バイウェイヌードルはこのように、麻辣湯の新しい客層や利用シーンを開拓している。

しかし改めて、今までオフィス立地に麻辣湯店がほとんどなかったのは何故だろうか。それは従来の麻辣湯のビジネスモデルがオフィス立地と相性が悪かったからだと宮野氏は分析している。

「オフィスランチの需要は12~13時に集中する。その1時間でいかに回転させるかで利益が決まりますが、これが麻辣湯のビジネスモデルにそぐわない。行列に並んでショーケースから具材を量り売りするスタイルは、お客様の滞在時間が長くなるので、短時間のうちに高回転を狙う業態ではありません」

麻辣湯は入店から退店まで時間がかかるので、ある程度、時間的余裕がある人が来る。その分、12時のピークタイムに偏らず、1日を通じて集客が途切れにくい。長期戦の業態なのだ。オフィスのような短期集中型ではない。

そこでクリスプでは、クリスプサラダワークスでワーカー相手に培ってきたノウハウを駆使し、麻辣湯でランチピークに効率よく回転させるスタイルを確立した。

クリスプが虎ノ門ヒルズのステーションタワー7階にオープンした麻辣湯の店(写真:筆者撮影)
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