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「麻辣湯ブームに乗った訳ではない」サラダ専門店クリスプ代表が明かす、虎ノ門の新業態に《スーツのおじさん》が集う理由

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バイウェイヌードル 麻辣湯
バイウェイヌードルの店内。サラダ専門店が麻辣湯に参入した狙いとは?(写真:筆者撮影)
  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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そんな同社が突如、麻辣湯の店を始めた。「麻辣湯ブームに乗っかったわけではありません」と話すのは、クリスプ代表の宮野浩史氏だ。

麻辣湯には、サラダボウルと多くの共通点があったからできたのだという。

クリスプ代表の宮野氏。18歳でアメリカにて起業し、タリーズコーヒージャパンでの勤務やブリトーチェーンの立ち上げを経て同社を創業(画像:クリスプ提供)

クリスプサラダワークスの店舗は、7割が都心のオフィスワーカーに向けた立地にある。忙しく働く人たちに、「美味しくてヘルシー」な食事を、デジタルを活用して「タイパよく」提供することを得意としている。クリスプサラダワークスのアプリは50万ダウンロードされ、うち直近1年で注文した利用者は21万人ほどということだ。

バイウェイヌードルと同じ虎ノ門ヒルズ、ビジネスタワー地下1階にもクリスプサラダワークスが営業する。完全にオフィスワーカー向けの立地だ(画像:プレスリリースより)

このノウハウをサラダのほかに生かせそうなフードを検討した末、たどり着いたのが麻辣湯だ。業態を増やすことで、クリスプサラダワークスを週に1回利用していた人が、同社の店舗を2回、3回と利用する状態を狙ったのだ。

「オフィスランチでよく食べられるものを調べると、中華と麺が挙がった。この2要素に当てはまるのが麻辣湯ですし、野菜たっぷりで健康的なイメージもある。僕らが得意としている『美味しくてヘルシー』であり、具材や辛さなど、サラダ同様にカスタマイズ要素も多く、デジタル注文との親和性も高い」と宮野氏は話す。

「ショーケース」を置かなかったワケ

一般的に麻辣湯は、10代や20代の若い女性に人気のイメージがあるが、バイウェイヌードルはそれよりもやや上の年齢層の、オフィスで働く大人向けにアレンジしている。だからバイウェイヌードルには、量り売りの具材が並ぶショーケースはない。

麻辣湯店の多くは、ショーケースから自分で具材を取り、その重さで値段が決まる量り売り方式だ。

しかし同店では、自分で具材を取るのではなく、具材や辛さは店頭のタッチパネル、もしくはスマホのアプリで選択する。忙しいワーカーの貴重な昼休憩に、わざわざ自分で具材を取っていては時間がもったいないからだ。デジタル上でサクサク選べるメリットは大きい。

注文用のタッチパネルが店頭に設置される(写真:筆者撮影)

例えば、オフィスからエレベーターで降りている最中にスマホを開いてアプリで注文すれば、店に到着したと同時に商品が提供され、「待ち時間ゼロ」も実現可能だ。オフィスのランチタイムは1時間の時間勝負。1秒たりとも無駄な時間を過ごせないのだ。

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