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教室で"透明な存在"だった少年…居場所なくし不登校になった彼が、在宅医と始めた"たった5分の外出"でつかんだ未来

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暗い部屋で落ち込む男の子
最初から「学校に戻る」ではない。回復はとても小さな選択から始まる(写真:metamorworks/PIXTA)
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■回復は「なだらかな坂」でいい

「壊さない挑戦」には、3つの条件があります。

条件①小さな一歩であること

挑戦は、小さくなければなりません。最初から、学校に戻る、ではない。まずは玄関に立つ。昼間にカーテンを開ける。家族と5分話す。「そんなことで?」と思えるくらいがいい。人は、いきなり高い山に登ると、登山そのものを嫌いになります。

小さな丘を越える。それを繰り返す。回復の度合いは、階段ではなく、「なだらかな坂」でいいのです。

未来を開くヒント:一歩が小さいほど、挑戦は細く長く続けられる。

挑戦に「成功保証」はない

■「想定内の失敗」は絶望にならない

『ひきこもりの未来を開く80のヒント』(九十九シンシャ)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

条件②失敗が前提であること

挑戦に「成功保証」はありません。外に出られた翌日、寝込むかもしれない。イライラが強くなるかもしれない。家族に当たるかもしれない。それでもいい。あらかじめ「揺らぎ」があることを、家族で共有しておくことが大切です。

私は必ず家族に言います。

「悪くなる可能性もあります」

「でもそれは、こころが壊れた証拠ではありません」

失敗が「想定内に」なると、失敗は絶望にならない。

未来を開くヒント:挑戦に「成功保証」はないが、「揺らぎ」が想定できれば怖くない。

■伴走があれば「頑張れ」は暴力でなくなる

条件③伴走があること

一番大切なのは、ここです。

1人で頑張らせない。家族だけで抱え込まない。専門職も「指示」するだけでなく「同席」する。いざというときの「お守り」になる。変化のときに、誰かがいる。荒れた日も、落ち込んだ日も、「それでも大丈夫」と言ってくれる人がいる。それがあると、「頑張れ」は暴力ではなくなる。

未来を開くヒント:変化のとき、そばに誰かがいるべき。専門職が「お守り」になる。

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