高温多湿の日本において、シャツの下に肌着を身につける習慣は、もはやビジネスマンの常識です。近年は消臭効果や速乾機能がついた高機能インナーも普及していますが、ここでひとつの疑問が生じます。その機能は、果たして「どのくらいの期間、持続する」のでしょうか。
実際のところ、クライアントの経営者層からも「肌着の買い替えタイミングが掴めない」というお悩みを頻繁に伺います。この手の機能性インナーは化学繊維のものが多く、度重なる洗濯を経ても「生地のダメージ」を視認しづらいという事情があるからです。
何年も同じインナーを着用し、「機能は続いているはずだ」と信じ込むのは、ニオイ対策として適切とは言えません。というのもポリエステルなどの化学繊維には、構造上、油分を強力に吸着してしまう「親油性(しんゆせい)」という弱点が存在します。
つまり、着用と洗濯を繰り返すうちに、繊維の奥深くに皮脂汚れが蓄積され、「洗っても放出されにくくなる」という状態を引き起こすということ。私自身、ポリエステル100%のノンアイロンシャツを洗濯したにもかかわらず、不快な「ニオイ残り」を感じた経験があります。
ユニクロの「エアリズム」はどうなのか?
では、速乾機能と消臭効果を備えたユニクロの「エアリズム」はどうでしょうか。たとえばエアリズムデオドラントメッシュVネックTは、ナイロン86%にポリウレタン14%という混率で、ポリエステルは含まれていません。
また、ポリウレタンは一般的に3〜5年程度で劣化が進むと言われています。使用状況にもよりますが、3年ほどたったら、伸縮性や消臭効果、ニオイ残りを確認し、買い替えを検討してもよいでしょう。


※ログイン後、コメント入力が可能です。