7月27日に上場したばかりの中国の大手メモリー半導体メーカー、長鑫科技(CXMT)の株式市場での人気が止まらない。時価総額はまたたく間に中国株式市場の時価総額トップに躍り出たあと、一時、4兆元の大台に乗せた。
長鑫科技の上場日の初値は49.50元(約1170円)と、いきなり発行価格(8.66元)の5.7倍に急騰。この時点で時価総額は3兆3100億元(約78兆2000億円)に達し、8月中旬には騰訊控股(テンセント)を抜いて中国のA株(上海・深圳上場の人民元建て株式)、H株(香港上場の香港ドル建て株式)を合わせた時価総額ランキングのトップに立った。
上場後16営業日で時価総額が大台乗せ
同17日には前日比12%高い61.8元(約1460円)で取引を終え、時価総額は4兆1300億元と大台に乗せた。同社が科創板(ハイテク企業向けの新興市場)に上場してからわずか16営業日後のことである。
(訳注:17日の高値更新後は上げ一服となり、24日終値は56.6元となったが、それでも時価総額は約3兆8000億元あり、中国企業トップの座を保っている)
市場ではまだ過熱感を指摘する向きは少ない。華創証券は調査レポートで、長鑫科技の純利益が2026年に1565億9400万元、27年に2440億1800万元に達すると予測。同業他社のバリュエーション(企業価値評価)を参考に、同社の希少性や国産代替の余地を踏まえ、27年の株価収益率(PER)には20倍を適用し、目標株価を72.97元に設定した。これは時価総額で4兆8800億元に相当する。


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