太陽が真上にある炎天下の中で、緑のユニフォームを着た屈強な体格の選手たち数人が、チラシを配っていた。「本日、発足式です。よろしくお願いします」。
7月20日「海の日」、気温35度に迫る昼すぎのつくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅(千葉県柏市)。選手たちの中にはテレビでもよく顔が知られている有名人もいた。「タッキー」こと、瀧澤直氏。前シーズンまで地元チームで活躍していた人気のラガーマンだ。偉ぶったところがまったくなく、小さな子供たちが近づくと、かがんで子供たちの高さまで目線を下げて、笑顔で「応援してね」と声をかけていた。
JR東の新チーム発足
瀧澤氏らが所属していたラグビーリーグワン「NECグリーンロケッツ東葛」は、7月1日付でJR東日本に譲渡され、新チームが誕生した。この日、チームの発足式が、本拠地の柏の葉総合競技場(柏市)で行われるのだ。
発足式の開始は15時だが、早くも2時間前には多くのファンが強い日差しをものともせず、スタジアムの周りで列を作っていた。1985年にNECラグビー部として創設され、日本選手権優勝3回という実績はファンの誇り。自身が親に連れられ子供の頃からチームを応援し続け、結婚して子供ができると、自分が子供を連れてスタジアムに応援に来るというファンもいる。40年間、世代を超えて愛され続けてきた。

