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「頼まれると断れない」も「自分がやったほうが早い」もどちらも危うい…タスクの濁流に飲まれる人が知らない"整理のコツ"

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仕事で忙しいビジネスマン女性
「なんでも屋」という名の泥沼から逃れるには?(写真:polkadot/PIXTA)
  • 山本 大平 戦略コンサルタント/F6 Design株式会社 CEO
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「自分のキャパシティ」を客観視できていないプレイヤーは、「とりあえず全部やろう」「来たボールは全部打ち返そう」というスタンスで仕事に向き合ってしまいます。

「頼まれると断れない」「期待に応えたい」あるいは「自分がやったほうが早い」と考えてしまう。

しかし、大局的な視点から言えば、この「全部やる」という姿勢こそが、自分を疲弊させ、組織全体の生産性を下げる大きな要因なのです。

「いい人」は都合よく利用される

ではなぜ、「全部やります」と言ってはいけないのでしょうか? それは時間というリソースは、1日24時間という「増やせない資源」だからです。

仕事ができる人は、時間を単なる「枠」として捉えるのではなく、その中身をどう並べ替えるか、どこにエネルギーを注ぐかを常に「整理」しています。

一方で、すべての依頼を反射神経で引き受けてしまう人は、自分のリソース管理を「相手の都合」に丸投げしている状態に他なりません。

たとえばあなたが今、経理の月次決算という、ミスが許されない集中力の必要な作業をしているとします。そこに「ちょっとした確認」が何度も割り込んできたらどうなるでしょうか。一回一回はわずか数分の対応かもしれません。

しかし、一度途切れた集中力を元の状態に戻すには、平均して15分から25分かかると言われています。「いい人」であろうとして反射的に仕事を引き受け続けることは、実は最も価値あるリソースである「深い思考の時間」をドブに捨てているのと同じなのです。

さらに深刻なのは、あなたが「全部やります」と言い続けることで、依頼側が「あの人に頼めば何でも、いつでもやってくれる」と思ってしまうことです。これは感謝されているのではなく、都合よく利用されているに過ぎません。

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