来場者は地元客だけではない。東京から訪れた女性は、「実家に帰省するたびに立ち寄ります」と話す。群馬県在住の男性は、「静岡に来たら、食べておけって言われて」と笑う。袋には惣菜パンに加え、売店限定の冷蔵商品「ラムネあんホイップのっぽ」が入っていた。
売店とは、常設の工場直売所のことで、2023年にオープンした。工場直売市の評判が良かったことを受けて、「毎日売れる場所をつくろう」と、工場の敷地内に店舗を構えたのだという。
店内には、スーパーでは販売していない限定商品も並ぶ。惣菜系ののっぽパンや、冷蔵が必要な限定商品だ。工場から客の手に直接渡るため、小売店に卸す場合とは1本あたりの手取りも変わってくる。
「パンよりキャラのほうが人気かも」専門店化する売り場
売店に並ぶのは、パンだけではない。キリンのキャラクターをあしらったグッズも置かれている。オープン当初から店頭に立つ石井さんに聞くと、人気はTシャツとトートバッグだという。のっぽパン関連グッズがこれほどそろう場所は他にないそうだ。
店頭には1メートルほどの巨大なのっぽパンが飾られていた。「ファンの方が作ってくださったんです」と石井さん。おなじみのキリンも忠実に再現されており、来店者が手に持って写真を撮ることも多いという。
袋詰めパンで、ここまでキャラクターが浸透している商品は珍しいのではないか。
「パンよりもキャラクターの方が、人気があるんじゃないかと思うこともあります」と笑う野田さん。
それならと、このキリンを前面に打ち出した店も誕生した。「のっぽベーカリー」だ。


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