同じ頃、作中では、キャラクターがのっぽパンを食べるシーンも描かれた。実は、このシーンは偶然ではない。林さんが監督に相談して実現したものだという。
「登場したシーンを見た時は思わずガッツポーズしましたね。そこから、『ラブライブ!サンシャイン!!』のファンの間で、『のっぽパンって何だろう』と話題になり、それまでのっぽパンを知らなかった人たちが沼津を訪れるようになりました」。
「塩キャラメルのっぽ」は、発売から2カ月で累計販売本数10万本を記録。のっぽパンは、これまでとは異なる客層にも広がっていった。
ファンがライブで「のっぽブレード」を…
加えて林さんは、ファンの動きにもアンテナを張っていた。すると、驚きの行動を見つけた。「ラブライブ!サンシャイン!!」は声優によるライブも人気なのだが、SNSでは、そこで使われる「のっぽブレード」が話題になっていたという。
「のっぽブレード」とは、ライブで振るペンライトに、のっぽパンの袋を被せたものだ。「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンが自主的に生み出し、広がったアイテムだった。さまざまな色に光る「のっぽブレード」が次々に投稿されていた。
「だったら、もっと光が見えやすい袋を作ろう」
ファンの動きを受けて、バンデロールはのっぽパンの袋の素材を変更する。
2020年に発売した第4弾のコラボ商品「あずき&クッキーのっぽ」では、透過性の高いクリアな素材を袋に採用した。さらに、ペンライトに被せるとキャラクターの衣装が光って見える仕掛けも施し、SNSで発信した。
「ファンの方の反応を見ながら、商品開発にも生かしています」と林さん。


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