私たちの日常を包囲する「見えざる支配者」
日常生活の中で、私たちは知らず知らずのうちにプライベート・エクイティ(以下、PE)ファームの投資先企業にお金を支払っている。
アメリカでは現在、証券取引所に上場している企業よりも多くの企業をPEファームが所有している。彼らは一般には聞き馴染みのない名前でありながら、全米最大級の雇用主であり、小国に匹敵する資産を保有しているのだ。
彼らは巨大IT(ビッグ・テック)企業と同様に、人々の生活と社会の姿を激変させようとしている。
かつては「経営の効率化」や「企業再建」を掲げたが、その実態は「投資ではなく搾取、創造ではなく破壊」をもたらすビジネスモデルに他ならない。
それを象徴するのが、買収された名だたる有名企業の相次ぐ破綻(J.クルー、ニーマン・マーカス、トイザらス、シアーズ、アメリカン・アパレルなど)である。
これらの破綻は、単なる経営の失敗ではなく、PEのビジネスモデルがもたらした必然的な結果なのだ。



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