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新幹線が「撮影していて乗り遅れた親子」のために緊急停止…JRが止めた理由と「ありえない」と拡散した側も批判された事情

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新幹線 緊急停止
2025年12月に報道公開された、東海道・山陽新幹線第2総合指令所(写真:時事)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー

INDEX

発車後の新幹線に人が近づく場面を撮影した動画がSNSで拡散し、危険な行為に批判が集まった。乗り遅れた理由も「新幹線の撮影」だったとJR西日本は説明している。
ここで考えるべきなのは、映像に写った行為だけではない。その映像を公開・転載し、個人の特定に近づけていく行為も論点になる。鉄道利用とSNS利用——2つの観点から、今回の事案を考えてみたい。

今回の起点は、TikTokに投稿された1本の動画だ。映像では、親子とみられる2人が発車後の新幹線へ近づき、係員から「列車から離れてください」と繰り返し呼びかけられていた。ただ、なぜ発車時刻に間に合わなかったのか。その事情は、映像だけでは読み取れない。

動画がTikTokに投稿されたのは8月8日。11日にXで取り上げられて拡散し、元動画は12日のうちに削除された。Xでは、発車後の列車へ近づいた危険性や、保護者とみられる人物の行動を疑問視する反応が相次いだ。

安全確保を優先したJR西日本側の対応を支持する見方もあった一方で、危険行為への批判とは別に、撮影や転載、さらに処罰要求や個人特定へ向かう動きへ違和感を示す反応もあった。

撮影していた親子が、撮影されて広がった

こうした動画の拡散を受けて、J-CASTニュースは8月12日、JR西日本への取材を交えた記事を公開した。

同記事が伝えたJR西日本の説明によると、事案が起きたのは7月27日11時27分ごろ、山陽新幹線の相生駅(兵庫県)だった。下り「こだま」が停車中、ホーム上で写真撮影をしていた客が列車へ接近したため、車掌が安全確保を目的に、発車後の列車を緊急停止させたという。

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