これ以上増やすつもりがあるのか問われると、妻は否定した。事件を繰り返さないためかと思いきや、その理由については「多いんで」とだけ答えた。
こうした証言を聞いていた裁判官は、被告人がしたことを「虐待」と表現。飲酒をコントロールするだけでなくそもそも動物を「飼うのは望ましくないのでは」と苦言を呈した。
妻は最後、不満げな言葉を口にしながら証言台を後にした。
「ペットの命を軽く見てた」
被告人質問では、弁護人が事件についての思いを尋ねた。
被告人は「二度とないよう、本当に酒をやめて……動物も命なので、ないように」と答えた。
その後の質問では、自ら「ペットの命を軽く見てた」と振り返った。以前にウサギを殺したことについても「他人事感」があったと表現した。
少なくとも一連の事件当時、自分がしたことの重大性を十分に受け止められていなかったことは本人も認めているようだった。
被告人には精神疾患のほかに、生活習慣病もあった。
処方薬について、被告人は適切に服用していたと主張したが、弁護人からは過剰に飲んだり、アルコールと一緒に服用したりするのは正しい飲み方ではないと厳しく指摘された。
今後について被告人は、処方薬を適切に服用すること、アルコール依存の治療を受けること、悩みを一人で抱え込まず家族に相談することなどを誓った。

