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「イラン紛争」の出口はまったく見えないが、日本株はしばらく「TOPIX主導」の相場が続きそうだ

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6月ホルムズ海峡から横浜に帰還した原油タンカー「エネオス・エンデバー」。イラン情勢は不透明なまま(写真:ブルームバーグ)
  • 平野 憲一 ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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直近の株式市場を振り返ろう。日本株は14日まで8連騰と大きく出直ったTOPIX(東証株価指数)が、3営業日連続での史上最高値(4197ポイント)となった。だが、日経平均株価は4連騰こそしているものの、14日現在は6万8713円で、最高値(7万2366円、6月25日)までは若干の距離を残している。キオクシアホールディングスが最高値から半値以下ではやむをえないが、それにしても、TOPIXの好調さが目立つ。

ナスダック、日経平均とも「戻りに要時間」の「AI・半導体関連株」抱える

一方、TOPIXと同じ時価総額加重平均方式で計算するアメリカのS&P500種指数も、先週は連続して史上最高値をとった。また、ナスダック総合指数も同じ時価総額加重平均指数型だが、時価総額の大きいAI・半導体関連株のウエイトが大きい。ただ、結果的には株価平均型の日経平均と同じ動きをしている。

ナスダック総合指数は14日現在2万6729ポイントで、史上最高値(2万7093ポイント)まであとわずかだ。だが、ナスダック、日経平均とも高値波乱脱出に時間がかかりそうなAI・半導体関連株が少なからずあり、これらを見ると、しばらく「TOPIX主導の日本株」となりそうな気配だ。また、14日の日経平均のオプションSQ(特別清算指数)値も、形が悪いと言われる「幻のSQ」(指数がSQ値に一度も届かない現象)となり、その気配を見せている。

したがって、筆者の今週(17~21日)の「マーケット天気予報」は、「曇り時々晴れ、ところにより雷雨」とする。「曇り」は中東情勢の不安定さやAI・半導体関連需要の中長期での期待と、設備投資一巡による減速懸念が理由だ。「時々晴れ」は、個別株では部分的買い戻し(選別買い)が期待できること。「ところにより雷雨」は半導体・ハイテク関連は、外部要因で急落リスクもあるためだ。

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