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ライフ #シン・世界一周~人生後半、日本を学びなおす旅

女50歳、サハラ砂漠・英語ツアーに一人で参加した顛末〜「秘境」のガイドは元茨城住み塗装工だった

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要塞都市アイト・ベン・ハッドゥ(写真:筆者撮影)
  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)
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ティンジルという街で絨毯屋に立ち寄った(写真:筆者撮影)
地元女性たちの手によって作られている(写真:筆者撮影)

ガイドは元茨城の塗装工

ガイドのハッサンが、私を見るなり「ジャパニーズ?」と聞いてきた。前日のガイドは「フィリピーナ?」だったのに、なぜ彼には分かるのだろう。うなずくと、彼は突然日本語に切り替えた。

「私、30年前に茨城で9年間塗装工の仕事してたのよ」

こんなところでなんという偶然。

茨城に9年住んでいたというハッサン(写真:筆者撮影)

ハッサンの説明で、今いる場所がトドラ渓谷の近くだと分かった。モロッコの秘境的なエリアなのに、なぜか日本人宿が2軒あり、バックパッカーの間では非常に有名なトドラ渓谷。ここだったのか!

日本人オーナーが作る和食がおいしくて、つい居ついてしまう――。そんなブログを何本も読んで、世界一周に出る前に宿にメールしてみたが、連絡がつかなかった。

トドラ渓谷。ロッククライミングの聖地としても有名(写真:筆者撮影)

ハッサンに聞いたら、やっぱりよく知っていた。一人は日本に帰り、宿は不定期営業になっている。そしてもう一人については、「コロナ禍で日本に帰国しているときに病気で亡くなったんだよ」と教えてくれた。残された家族は家を引き払い、カサブランカに移ったという。

「僕の親戚が家を貸していたから、よく知っているんだ」

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