かつてマツダの代名詞といえば、世界に誇る「ロータリーエンジン」だった。軽量・コンパクトでありながら高出力を発揮するこのパワートレインは数々の名車に搭載されたが、1970年代に一世を風靡した「サバンナGT」もその代表格の1台だ。
輸出仕様の「サバンナRX-3」と同じ12A型2ローターエンジンを搭載し、最高出力は120PS以上を発揮。軽量な車体と相まって最高速度190km/h以上をマークするなど、当時としては破格のハイスペックを誇った。さらにレースシーンでも戦闘力の高さを披露し、数々のタイトルを獲得。現在も旧車ファンの間で語り継がれる伝説的モデルである。
1080万円という価格の極上車に遭遇
そんなサバンナGTだが、ヘリテージカーイベント「オートモビルカウンシル2026(4月10~12日・幕張メッセ)」の会場で、じつに1080万円もの値がつけられた個体に遭遇した。出展したのは三重県のクラシックカー専門店「ヴィンテージ宮田自動車」。77年式の後期型だ。
もともと市場に出まわる流通量が少ないサバンナGTだが、1080万円という価格は、王道のビンテージカーほどの知名度はない一方で、それらと同等かそれ以上の水準だ。なぜそこまで強気のプライスが可能となったのか。サバンナGTという名車の足跡を振り返りながら、この「1000万円超え」の謎に迫る。


※ログイン後、コメント入力が可能です。