また、サバンナの後継機種「RX-7」も、最終型のFD3Sなどは、状態やグレードによってはやはり1000万円超の個体もある。全般的にマツダのロータリーエンジン搭載車は人気と中古車価格が上がっている傾向なのだ。しかも、同じくヴィンテージ宮田自動車によれば、サバンナGTはもともとタマ数が少なく、希少性が高い。そのため、「購入できる中古車自体がかなりレア」だと語る。
加えて展示車両は、前オーナーが約20年前に500万円以上かけてレストアし、大切に保管していたこともポイントのようだ。外装を再塗装したほか、下まわりやエンジンなども丁寧にレストアした極上車である点も、高価格につながっているという。
そして、これら要因により、展示車両のサバンナGTは、国産ビンテージカーの代名詞といえる前述のトヨタ・スポーツ800を超える価格となっているのだ。
過熱する旧車ブーム、1000万円超も正当な評価
今や新車で手に入れることが難しくなったマツダのロータリーエンジン搭載車。今回展示されたサバンナGTは、約半世紀前のクルマとは思えないほど見事な内外装の美しさを誇り、まさに1080万円のプライスタグにふさわしい圧倒的なオーラを放っていた。
過熱が続く国産旧車ブームだが、その潮流は単なる「年式の古さ」や「珍しさ」だけでなく、「手厚いレストアが施された極上個体」や「歴史的価値を持つ名車」に対し、正当な評価が支払われるフェーズへと移行しつつある。
トヨタ・スポーツ800をも上まわる価格がついた今回のサバンナGTのように、ロータリーエンジン搭載車をはじめとする名車の再評価は、旧車市場がより成熟した段階に入った証左といえるだろう。今後はどのモデルが「隠れた名車」として浮上してくるのか。ビンテージカー市場の動向から今後も目が離せない。


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