しかもマツダは、このサバンナGTをベースにしたレース用車両も製作し、輸出用モデルと同じサバンナRX-3の名称で国内レースへ出場。当時、圧倒的な強さを見せた日産「スカイラインGT-R」と数々の名勝負を披露した。76年には、単一車種での国内通算100勝という大記録を達成するほど活躍。当時は、レースでの活躍が大きなセールスにつながったことから、サバンナGTも大ヒットを記録した。
なお、このモデルが「RX-3」の愛称で呼ばれるのは、レースで大活躍したことが背景にあるといわれている。
展示車が1000万円を超える理由
今回、1080万円もの高値がついたサバンナGTの展示車両は、前述のとおり、77年式の後期モデルだ。ちなみに当車両の隣には、66年式のトヨタ「スポーツ800」も並んでいたが、こちらの価格は750万円。65年から69年にかけて製造されたトヨタ初の市販スポーツカーで、通称「ヨタハチ」と呼ばれる名車だ。希少性の高さなどにより、昔から中古車には高値がつく傾向があったが、展示車両のサバンナGTはそれをはるかにしのぐ値段だ。
ヴィンテージ宮田自動車の担当者にその理由を聞くと、「近年、マツダ製ロータリーエンジン搭載車の人気が高くなっている」ことを挙げる。例えば、先述した元祖ロータリーエンジン搭載車のコスモスポーツも、1000万円を超える車両が出てきているという話だ。


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