再開後も、選手の負担を軽減するためイニング間の休憩を延長する「クーリングブレイク」を設け、観客向けには日よけ、ミスト、給水設備を増やし、救護スタッフも増員することになった。
野球だけではない。韓国プロサッカーのKリーグでも、猛暑を考慮して試合時間を変更する動きが出ている。
ひんやりした廃炭鉱が人気に、中国では50度を記録
一方で、暑さから逃れるため、エアコンの効いた地下街に人が集まった。自宅にいれば電気料金が気になるためだ。カフェやショッピングモール、美術館、文化施設にも人があふれた。
風変わりな避暑も人気を集めている。中部の忠清南道・保寧(ポリョン)では、廃炭鉱の坑道を利用した「冷風浴場」が人気を集めている。地下から流れ出る冷気によって坑道内部は年間を通して10~15度程度に保たれ、まるで天然の冷房装置だ。
ソウル新聞によれば、訪れた人は「強力なエアコンの中にいるようだ」と言う。こんな場所にベッドを持ち込んで寝てみたいものである。

韓国の猛暑をさらに上回ったのが中国内陸部だ。新疆ウイグル自治区では7月、50度を超える気温が観測された。吐魯番(トルファン)にある艾丁湖(アイディン)国家級気象観測所では7月21日に50.2度を記録し、2026年に中国の国家級観測所で初めて50度を突破した。
新疆では7月に入って40度を超える日が相次ぎ、重慶や四川などでも40度を超える猛烈な暑さが続いた。
さらに吐魯番では、別の観測所で50.7度が記録された。地表面は気温以上に高温になり、吐魯番の火焔山地域では地表温度が80度を超えたとの報道もある。屋外にいることが命の危険に直結する暑さだ。
ここまで来ると単なる「避暑」では対応できない。
重慶政府の公式サイトによれば、高温時に地下鉄駅が市民の「納涼場所」となった。7月には市内158の軌道交通駅が駅構内を納涼区域として開放し、駅構内で扇子を手に休む高齢者や市民の姿が見られた。
さらに重慶では商業施設だけでなく、普段は一般人が入れない防空施設や地下空間も納涼場所として開放された。商店街、ショッピングモール、地下施設などは「都市の巨大な避暑施設」へと変貌している。


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