婚活界隈では「結婚とは男の年収と女の年齢とのトレードである」とよく言われます。女性は男性の年収条件にこだわり、男性はより若い女性を求めるという傾向は確かにあります。だからこそ、SNS上では「女の高望みvs男の若望み」という対立構造が常に話題になるわけです。
とはいえ、男性は「年収があれば何歳でも結婚できるか」というとそう簡単なものではありません。確かに、男性の場合、年収と未婚率との間には完全な負の相関がみられ、年収が高ければ高いほど既婚率が高いことは事実です。だからといってそれは年収が高ければ中高年のおじさんでもOKとはなりません。特に初婚においては、男性もまた年齢が大きな比重を占めています。
「晩婚化」というのは正確ではない
少子化の主要因は婚姻減、それも20代の初婚の激減によるものです。若者が20代のうちに結婚できなくなっていることこそが少子化の根本的原因なのですが、20代の婚姻減=晩婚化ではありません。
「いや、平均初婚年齢があがっているのだから晩婚化だろう」と思うかもしれませんが、平均値は正確に実態を示していません。2024年人口動態調査で、平均初婚年齢は男31.1歳、女29.8歳です。これは2000年の男28.8歳、女27.0歳と比べれば晩婚化したと言えます。が、2015年は男31.1歳、女29.4歳で、少なくともここ10年くらいの平均初婚年齢はほぼ変わっていません。
平均値ではなく、中央値と最頻値の推移をあわせて見てみましょう。2000年以降2024年までの平均値、中央値、最頻値の推移を並べたものが以下のグラフとなります(2000年から2015年までは5年間隔)。



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