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【一橋大学、新設学部の狙いは?】受験のプロが作った「厳選予想入試問題」から見えたAI時代の「頭のよさ」と「観る力」の正体

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一橋大学 大学受験 最難関大学の予想問題で鍛える 一生食える地頭力
一橋大学が72年ぶりに新設した学部の名称には、どんな考えが凝縮されているのでしょう?(写真:route134/PIXTA)
  • 相川 秀希 サマデイグループCEO/日本アドミッションオフィサー協会理事長/AO館(中高一貫AO推薦合格指導館Since1988)主宰者
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最近、美術館で広がっている「対話型鑑賞」の新しい取り組みが、話題になっています。

視覚障害のある人と見える人が数人で組み、一枚の絵の前で言葉を交わしながら鑑賞する「ソーシャルビュー」と呼ばれる鑑賞会です。全盲の写真家・白鳥建二さんの活動などをきっかけに知られるようになりました。

たとえば、見える側が説明役になって「青が塗られています」と言うと、視覚障害のある方から「どんな青ですか?」と返ってきます。

早速、ここで困ります。空の青でも、海の青でもない……。言葉に詰まります。

「ええと……夕方の、少し濁った……プールの底みたいな青かな」

口ごもるあいだに、自分が「青」という色を、まるで表現できないことに愕然とします。

さらに、見える人同士の説明が食い違い始めます。

「この男性は笑ってますね」「いや、泣きそうな顔だ」

説明が食い違えば、「どういうことでしょう? 口と目は、それぞれどうなっていますか?」と質問されます。

改めて絵に向き直ると、口角は上がっているのに眉は下がっている。解釈と事実が分離され、議論が一段深くなります。

鋭い質問は、たいてい見えない人から出されます。

「その人はこちらを見ていますか?」「その部屋は、寒いですか?」

見える人はその問いに答えようと必死に絵の隅々を観察し、光の向きや服の厚みや窓の位置を、はじめて「観る」ことになります。

「見る・視る・観る」の本質

ソーシャルビューを経験すると、見えるがゆえに、見えていないことが大量にあることに気づかされます。パッと見て、一瞬で「青い服の男性の肖像画」というラベルを貼ってしまい、貼れた時点で見終わったことにしてしまうからです。

一方で、見えない人には、その近道がありません。だから質問するしかありません。

そして、その「問い」こそが、絵の世界観を引き出し、その本質を言語化する駆動力になるのです。

日本語には「みる」を表す漢字が複数あります。この3つの違いに、じつは「地頭の質」そのものが宿っています

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