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【一橋大学、新設学部の狙いは?】受験のプロが作った「厳選予想入試問題」から見えたAI時代の「頭のよさ」と「観る力」の正体

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一橋大学 大学受験 最難関大学の予想問題で鍛える 一生食える地頭力
一橋大学が72年ぶりに新設した学部の名称には、どんな考えが凝縮されているのでしょう?(写真:route134/PIXTA)
  • 相川 秀希 サマデイグループCEO/日本アドミッションオフィサー協会理事長/AO館(中高一貫AO推薦合格指導館Since1988)主宰者
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一橋大学の自由英作文には、絵や写真を見て論じる、いわゆる「ギャラリートーク型」が登場するようになりました。

もちろん、これは美術鑑賞でも感性のテストでもありません。社会科学系の名門である一橋大学にとって、きわめて合理的な問題です。

一枚の「絵」から、何を見て取り、どう言葉にするか――じつは、ここに、その人のものの見方がむき出しで現れます。「本質を見抜く力」の有無は、一枚の絵の前では隠せません。

そこで、私が率いるAOエキスパートPROチームは、この形式こそ一橋大学の狙いの中心にあると判断し、次の一題を「厳選予想問題」として絞り込みました。

※外部配信先では画像が読めない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でご覧ください。

【一橋大学 厳選予想問題】

Look at the three pictures below. Choose one picture that interests you the most, and write a short essay about it in English. Your essay should be 100 to 140 words in length. Indicate the number of the picture you have chosen. Correctly indicate the number of words you have written at the end of the composition.
(問題和訳)以下の3枚の絵を見てください。最も興味をひいた1枚を選び、それについて英語で短いエッセイを書いてください。エッセイは100〜140語の長さにしてください。選んだ絵の番号を明記してください。文章の最後に書いた語数を正しく記入してください。
(画像:『最難関大学の予想問題で鍛える 一生食える地頭力』より)

「表層」で止まるか、「深層」まで届くか

注目すべきは、この設問が受験生に何一つ指示していない点です。テーマの設定そのものが受験生に委ねられています。

つまり、採点者が見ているのは英語力だけではありません。

この絵から、どんな問いを立てられるか。そこに、その受験生の「地頭の質」が丸ごとあぶり出されるのです。

私は、この力を「ビジュアル・インテリジェンス(視覚的認知力)」と呼んでいます。目に見える「表層」から、因果関係や時代の空気、人間の本質といった目には見えない「深層」をあぶり出す力です。

たとえば、優れた経営コンサルタントが経営工場を視察したとします。

そのとき、「機械が古いな」で終わるのは、ただの観察です。

その錆を見て「メンテナンス費が削られている? 資金繰りか? いや、放置されるほど現場の士気が落ちているのでは?」と、見える事実から経営の実態へ一気に推理を走らせる思考。それがビジュアル・インテリジェンスです。

では、その眼はどう鍛えられるのか。ヒントは「意外な場所」にありました。

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