ソフトウェアの脆弱性が見つかってから、攻撃者に悪用されるまでの平均時間は、かつて1.3年あった。それが今では1.6日しかないという。月に一度の定例メンテナンスで人手を頼りにパッチを当ててきた企業の運用は、この速度をまったく前提にしていない。攻撃側がAIで脆弱性を探す時代に、守る側はどう追いつくのか。
Google Cloudは7月31日、東京ビッグサイトで開催中のイベント「Google Cloud Next Tokyo」の会場で記者説明会を開き、AIで防御を自動化するセキュリティ基盤「Google AI Threat Defense」の考え方を説明した。冒頭の数字は、この説明会でGoogle Cloud SecurityとMandiantのCTO(最高技術責任者)を務めるスティーブ・レザン氏が示したものだ。
攻撃者もAIで脆弱性を探している
レザン氏によると、AIは攻撃と防御の双方で速度を引き上げている。世界で発見される脆弱性の数は、2020年から2026年にかけて3倍に増えた。Googleが脆弱性を報告した研究者に支払った報奨金は2025年に1710万ドルに達し、昨年来、人間の研究者より早くAIが脆弱性を見つける例が増えているという。


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