ドクター・グルーグラーのチームが日本に持ち込んだカッタウェイモデルを見ると、ブルー、レッド、パープルなど、さまざまな色のモザイクで、ある種のアート作品のようだ。「それは素材の違いを私たちにわからせためのペイント」とドクター・グルーグラー。
例えば、CLA with EQ Technologyでは、側面衝突の際に床下のバッテリーを保護するため、バッテリーの外側に押出し成型アルミニウム材を使っている。変形してショックを吸収したほうが、乗員やメカニズムに安全な箇所には、上記のようにアルミニウム材を採用している、そのことを素材ごとに色分けしたカッタウェイモデルで可視化しているわけだ。
一方、しっかり強度を持たせるべきところには、高強度鋼板やホットスタンプ超高強度鋼板を使っている。たとえば、横転時を考えてのピラー部分、床のとくに足を置く部分などが、それに該当する。
エアバッグの配置にも注目
カッタウェイモデルには、ところどころに、白い風船のようなエアバッグも置かれている。それについては、「全11個のエアバッグで、前後席の乗員を保護する」とドクター・グルーグラーは語る。
私が気になっていたのは、ダッシュボード全体にわたるMBUXスーパースクリーンの存在。正面からの衝突時に助手席の乗員の頭部がそこに当たるのをどう防ぐのか――。
「万が一のときは、エアバッグがウインドシールド下端から上に飛び出て、ダッシュボードを覆うように展開します。それで前席乗員の顔面や頭部を保護します」
加えて、高電圧を使っているため、衝突時には即座に電源をシャットアウト。激しい衝突に巻き込まれてもドアは常に開けられなくてはいけないため、アウターハンドルは瞬時にポップアップ。……このように語られることは多かった。
長い間、耳にしてきたメルセデス・ベンツの安全性における哲学は健在なのだ。新型CLAではそれもわかった。
Mercedes-Benz CLA Coupe 180(220)
全長×全幅×全高:4725mm×1835mm×1470mm
ホイールベース:2790mm
車重:1650kg
パワートレイン:1498cc 4気筒 マイルドハイブリッド 前輪駆動
最高出力:100(140)kW+モーター22kW
最大トルク:200(300)Nm+モーター200Nm
変速機:8段デュアルクラッチ
乗車定員:5名
燃費:20.3(20.2)km/L(WLTCモード値)
価格:598(687)万円
全長×全幅×全高:4725mm×1835mm×1470mm
ホイールベース:2790mm
車重:1660(1670)kg
パワートレイン:1498cc 4気筒 マイルドハイブリッド 前輪駆動
最高出力:100(140)kW+モーター22kW
最大トルク:200(300)Nm+モーター200Nm
変速機:8段デュアルクラッチ
乗車定員:5名
燃費:20.0(19.9)km/L(WLTCモード値)
価格:621(710)万円
全長×全幅×全高:4725mm×1835mm×1470(1475)mm
ホイールベース:2790mm
車重:2040kg
パワートレイン:電気モーター×1 後輪駆動
最高出力:200(165)kW
最大トルク:335Nm
乗車定員:5名
一充電走行距離:771(513)km WLTCモード値)
価格:691(710)万円

