きっかけは、共働き世帯を中心に、日中の子どもの居場所に悩む家庭が増えるなか、UR都市機構が「子育て世帯に対して、なにか出来ることはないか」と考えたことから始まりました。冷房の効いた集会所を開放し、団地に住む子どもたちはもちろん、周辺地域に暮らす子どもたちも広く受け入れることで、子育て支援やクールシェアにつなげたいと考えたのです。
初年度は大阪府と兵庫県の8団地で実施され、期間中には延べ1200人もの親子が参加。これが実現できたのも、UR団地には、団地にお住まいの方や、地域の人々が集える共用の空間が充実しているからこそ。団地内にとどまらない、地域にも開かれたUR団地ならではの取り組みといえます。
地域プレイヤーが主体となって、地域の魅力を育てていく
4年目を迎えた2026年は、初参加の団地も加わり、過去最多となる関西の20団地で開催。期間中は「サマースクール」として、工作教室やプログラミング教室、e-sports体験、移動博物館、縁日など、合計75を超える多彩なプログラムが行われます。
開催期間は各団地4〜5日程度。各プログラムの実施主体は、地元企業や近隣の大学、自治体や地域で活動する団体など、団地ごとに異なるのがユニークな点です。地域のプレイヤーと連携して取り組む理由は、「団地の集会所を起点にして、地域の方々とともに団地や”まち”の楽しみを耕していきたい」という思いがあるから。「主催する団体によって企画の組み立て方も異なり、それぞれのカラーが出た取り組みになっています。地域ごとの個性を生かしながら、団地の魅力を知ってもらえる機会になればと思っています」とUR担当者も話します。

