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「ケンティーがアイドル俳優を演じる」設定先行の作品と思いきや…中島健人"主演映画"がキャリアに迷う社会人に刺さる訳

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映画『ラブ≠コメディ』
「お仕事映画」としての完成度が好評の、映画『ラブ≠コメディ』(ラブノットコメディ) Ⓒ2026 Storm Labels Inc. All Rights Reserved.
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強みは、活躍の場を広げる力になる。しかし、使い方によっては、自分を同じ場所にとどめる理由にもなる。神崎を閉じ込めていたのは、ラブコメというジャンルそのものではなく、「自分はラブコメでしか評価されない」という思い込みだったのかもしれない。では、神崎を演じた中島本人は、どうしてきたのか。

中島健人は「ケンティー」を捨てなかった

筆者が中島を初めて強く意識したのは、2012年大みそかにテレビで放送されていたカウントダウンコンサートだった。当時は、毎年の放送を楽しみにする「お茶の間ファン」のひとりだった。18歳だった中島が、Sexy Zoneの「Sexy Summerに雪が降る」を1人で歌っていた。ほかのメンバーは深夜帯に出演できる年齢ではなく、グループから出演したのが中島だけだったのだ。

サンタ風の衣装をまとい、広い東京ドームを1人で駆け回る。求められたアイドルの役割を全力でまっとうし、照れも迷いも見えない。「まだ18歳なのに、これほど仕上がっている人がいるのか……!」と、衝撃を受けたのを、今でも覚えている。

その後、バラエティやドラマなど幅広い場で頭角を現し、キャラクターも確立させていった中島。ソロ活動を始めてからも、引き続き「アイドル」という看板を降ろしていない。

現在の中島をよく表しているのが、8月19日発売の3rdシングル『鬼事 / Fiction Love』だ。映画主題歌「Fiction Love」のMVでは、ピンクの空間でキュートな魅力を見せ、振付も手がけた。「鬼事」のMVでは、和装姿から妖しい鬼へと変貌する。王道のアイドルらしさを残したまま、新たな顔をのぞかせている。

3rdシングル『鬼事 / Fiction Love』が8月に発売。8月15、16日には、SUMMER SONICへの出演も予定している(画像:中島健人公式HPより)
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