美里の働き方は、神崎に別の見方を教える。どの作品にも、待っている人がいる。現在の役に真剣に取り組むことと、次の挑戦を望むことは両立できる。
神崎に必要だったのは、ラブコメから抜け出すことだけではない。目の前の仕事を見る目を変えることだった。
得意な仕事ほど、抜け出しにくくなる
成果を出している人の悩みは、周囲には伝わりにくい。
「向いているのだから続ければいい」
「評価されているのに、何が不満なのか」
得意な仕事を長く続けるうちに、自分の可能性が狭まっているように感じることはある。周囲が求める姿と、自分が目指す姿が離れることもある。
若手の頃は、成果を出すことが次の成長につながる。経験を積むと、過去の実績が、次に任される仕事を決め始める。営業で成果を出せば、次も営業を任される。できることを証明するほど、同じ役割から抜け出しにくくなる。


※ログイン後、コメント入力が可能です。