この表情もトーンが若干高く「か細い声質」になるので、相手の同情を誘います。相手の悩みを聞くとき、悪い知らせを伝えるときなどに使えて、信頼関係の構築にとても効果的な表情です。相手に「この人は自分のことを本気で考えてくれている」という印象を与えることができます。
3つの中では、「心配の表情」が一番難しいかもしれません。でも「興味・関心の表情」ができれば、必ずできます。「興味・関心」は眉毛の内側と外側の筋肉を同時に動かす表情で、「心配」は内側の筋肉のみを単体で動かす表情だからです。
うまくできない人は、こめかみのあたりを押さえながら「興味・関心の表情」をしてみてください。眉毛の外側の動きを固定して内側部分だけを動かします。そうすることで、少しずつ感覚をつかむことができると思います。
1日5分程度でも効果はあります。鏡の前で悲しいことを思い出しながら、ぜひ練習してみてください。
表情が豊かなほど相手を信頼する
表情作りに私がこれだけこだわるのには理由があります。「マインド・ハック」のコアな部分と深い結びつきがあるからです。
人は「相手の感情がわかると、その人を信用して心を開く」ということがわかっています。正確には「感情の起伏」ということかもしれません。どんなに優秀な人であっても、無表情では言葉が相手の心に響きません。それどころか、「この人は何を考えているかわからない」と不快に感じさせてしまいます。
楽しいことを話しても、謝罪をしたとしても、無表情では「本心から話していない」と受け取られ、かえって不信感を助長させるだけなのです。
相手に好印象を与えるために、笑顔を作ろうと心がける人も多いと思います。
もちろん、状況によっては、笑顔も悪くありません。

