入社式や転勤などでのあいさつ、プロフィール用の写真など、一瞬を切り取ったような場面では、相手に好印象を与えます。ただ、会話中にずっと笑顔のまま変化がないと「表情を作っている」「本心ではない」など、それはそれで不信感を抱かれてしまいます。変化しない表情は「無表情」と一緒なのです。
では、どうすればいいのか?
答えは簡単。「表情を変化させる」ことです。話の内容に応じて、適切な表情を使い分けましょう。
たとえば、自分がアピールしたいことや趣味や家族の楽しい出来事を話すとき、ポジティブな話題では「興味・関心の表情」を作ります。深刻な状況であることを伝えたいとき、ビジネスや政治に関わるシリアスな話題では「熟考の表情」が適しています。悲しい出来事、個人的な悩みや不安を打ち明けるときには「心配の表情」で話す、といった具合です。
3つの表情を使い分けようとすると最初は難しいかもしれないので、1つずつ試してみてください。慣れると自然にできるようになるはずです。
会話で特に重要なのは、相手の話を聞くときの表情です。話題に応じて表情を変化させることで、相手に「しっかり聞いてくれている」「気持ちがつながっている」という印象を与えることができます。
また表情にバリエーションがあることで「この人も自分と同じ感覚を持っている人なんだ」という共感が生まれます。この「共感」こそが「信用」や「信頼」に化ける原石なのです。
「笑顔」以外の好感度を高める表情
今、見てきたように、好感度を高める表情は「笑顔」一択ではありません。
それでも、笑顔は「幸福」をはじめ、「安堵」「安心」「満足」「誇り」など、さまざまなポジティブ感情を表現できるなど、多くのメリットがあることも事実です。笑顔は警戒心を緩め、相手との関係をソフトに保つ柔軟剤のような役割をします。


