本特集『編集部厳選!独自スクープを見逃すな』では、2024年に多くの有料会員に読まれた独自のスクープ記事を紹介する(情報は記事公開時点)。
詐欺同様の買収案件まで手がけるM&A仲介の真実 ルシアンHD事件で問われる仲介会社の倫理観

「そういえば昨日これが届いたんです」。
2024年7月4日、茨城県土浦市にある7階建てのビル。このフロアの1つを貸し切るルシアンホールディングス(HD)という会社のF氏(30)が東洋経済の取材に答え、1通の書類を見せてくれた。詳細は後述するが、F氏もルシアンHD幹部にだまされた1人である。
「資本提携に関するご面談の依頼」――。この表題で始まるこの書類には、クライアント企業の要望に「貴社の事業領域が正に合致している」として、M&Aを勧誘する内容が記されている。送り主は、M&A仲介大手のM&A総合研究所。親会社のM&A総研HDは、東証プライム市場に上場している。
問題は書類を受け取ったルシアンHDが、この約2年間で40件近い詐欺同様のM&Aを繰り返している会社であるということだ。>>記事を読む
サイバーが始めた「ポスト藤田体制」への最終準備 社長退任まで2年、絞られた後継者たちの実力

「正直、本当に無理なんですよ、引き継ぐの。本当に無理だって、自分が一番わかっている」
日本最大のネット広告代理店、サイバーエージェント。創業者である藤田晋氏の社長退任まで、残り2年を切った。後継者の育成・選定作業が佳境を迎える中、藤田氏は東洋経済の取材に、その難しさを赤裸々に語った。
2023年3月、自身のブログで2026年に社長を退く意向を宣言した藤田氏。先週で51歳になったばかりと、むしろ大企業の社長として脂が乗ってくる時期にも思える。しかし20~30代の若い社員が活躍できる同社のカルチャーを守るために、今のうちにトップを退くことが賢明と判断した。>>記事を読む
住信SBIのひっそり変えた住宅ローン規約が波紋 住宅ローン業界の不文律を破る「禁じ手」

「この変更は当社にはできない」。あるネット銀行幹部が舌を巻いたのは、住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンの「規約変更」だ。
「住宅ローン契約規定変更のお知らせ」。2024年6月28日、この表題のリリースが同社のホームページにひっそりと掲載された。金利や返済方法などを子細に記載した15ページの文書で、変更されたのは3カ所のみ。一見すると軽微な修正に思えるが、実はその1カ所が、住宅ローン業界の不文律を破ろうとしているのだ。>>記事を読む


