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「3割うまい!!」の驚く真相…年商100億の埼玉発チェーン「ぎょうざの満洲」が"絶対に潰れない黄金比率"で見つけた勝ち筋

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ぎょうざの満洲
「3割うまい!!」のキャッチフレーズで知られる埼玉発のチェーン「ぎょうざの満洲」(撮影:風間仁一郎)
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広々とした敷地内の一角には、出来たての中華を楽しめる直営店が併設されている。客席から調理場が見渡せるオープンキッチンスタイルは、同社の各店舗に共通する大きな特徴だ。厨房から立ち上る香ばしい湯気と手際よく餃子が焼き上げる音。調理の全工程を顧客に見せることは、安心・安全な食を届けているという強い自負の表れでもある。工場直結ならではの新鮮な料理を求め、昼時ともなると地元住民を中心に店内は活気づく。

奥に見えるのが「ぎょうざの満洲」川越本社工場。手前の直営店で工場直結の出来たての料理を味わうことができる(写真:筆者撮影)
本社工場の加工製造室。ガラス張りになっており、中の製造過程が見えるようになっている(撮影:風間仁一郎)

名物キャッチフレーズ「3割うまい!!」って何?

ぎょうざの満洲と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、赤い看板に躍る「3割うまい!!」という独特のキャッチフレーズだろう。看板キャラクター「ランちゃん」の笑顔とともに親しまれてきたこのフレーズには、実は明確な経営上の哲学が隠されている。しかし同社では、その理由をあえて大々的にはアピールしてこなかった。

来店客からは「他店より3割増しで美味しいという意味だろう」「7割まずいという意味なのでは」といったさまざまな推測や冗談が飛び交うが、その真相は極めて理にかなった原価・経営管理の「黄金比率」にある。

同社の会社案内にも印刷されている(撮影:風間仁一郎)

社長として28年間同社の成長を牽引してきた池野谷ひろみ会長は、その本質について次のように明かす。

「『3割うまい!!』の本当の意味は、売り上げに対して原材料費をきっちり3割かけるということです。さらに原材料費だけでなく、人件費に3割、その他の経費に3割を充て、残り1割を適正な利益とする。これが創業者で現・相談役の金子梅吉が導き出した、中華料理店として“絶対に潰れない”理想の経営バランスなのです」

近年の激しい物価や原材料費の高騰に直面しても、この原則が揺らぐことはない。

「原材料費が上がれば、3割のルールに沿って適正に販売価格を見直す。高すぎればお客様が離れ、安すぎれば利益が出ない。3割という絶対的な基準があるからこそ、価格設定に過度な迷いが生じないのです」と池野谷会長は語る。

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