注目されるのは、そのヒット規模の大きさ。第3作まですべて50億円を超え、第4作では80億円台へ一気に興収を伸ばした。昨今の市況において、邦画実写で50億円を超えるヒットは簡単に生まれるものではない。
そうしたなか、本シリーズはそれをデフォルトにするシリーズ強度があり、さらにそのヒット規模を拡大する稀に見るヒットタイトルになっている。
漫画実写映画のなかでも稀有な大成功の背景
なぜ本作はそこまで大きな人気を得ているのか。
まずひとつは、壮大なスケールのスペクタクルアクション超大作になっていることがある。
物語は、秦、楚、斉、燕、趙、魏、韓の7つの強国が中華の覇権を巡ってさまざまな知略、謀略を繰り広げるなか、領土の拡大と敵国の殲滅を画策して起こる戦争を描く。その過程には、戦争下における敗れた国の民が受ける略奪、凌辱、虐殺がある。双方によって繰り返される惨劇の怨念が募り、さらなる壮絶な戦火につながっていく。

