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26年の邦画実写No.1ヒット『キングダム』、爆発的人気の背景に「大河ドラマ」との共通点…"興収100億円超え"の現実味は?

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キングダム
『キングダム 魂の決戦』が大ヒットスタートを切った背景を解説する(写真:『キングダム 魂の決戦』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会)
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山田祐貴が演じる万極(写真:『キングダム 魂の決戦』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会)

その数万から数十万の軍同士が衝突する戦争の映像描写は、驚くほどスケールが大きい一方、白兵戦の細かな戦術や歩兵の動きまで仔細に映される。

とくに特徴的なのが、白兵戦を捉える距離感だ。両国の騎馬と歩兵の大軍がともに突撃して混ざり合う様を遠方から引きで映すだけではなく、その衝突の最前線にカメラが入る描写もある。そこには、騎馬と歩兵、弓隊のさまざまな陣形があり、先陣隊が疲弊すれば各兵の位置と体制を変えて進軍するような細かな戦術までが、兵士の吐息とともに映され、まるでその場にいるかのような感覚に陥る。そんな映像には観客を引きつける力が宿る。

王賁を神尾楓珠が演じた(写真:『キングダム 魂の決戦』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会)

「大河ドラマ」にも通ずる要素がヒットのカギに

また、中国戦国時代の個性豊かな将軍たちを演じるキャスト陣が超豪華だ。山﨑、吉沢のほか、大沢たかお(第4作まで)、小栗旬、豊川悦司、佐藤浩市、坂東彌十郎、玉木宏、要潤、斎藤工、坂口憲二、田中圭、山田裕貴、志尊淳など全員が主演クラスのビッグネームであり、彼らが演じるその時代を生きた豪傑や知略家それぞれの人間的魅力が映像から溢れている。

これはNHK大河ドラマと同じ構造だ。もちろん舞台になる国も時代も異なるが、そこで描かれるのは、国家統一を掲げて領土を広げる国獲り合戦であり、国と民のために武将が戦う姿。その裏側の裏切りと謀略、調略の数々もそこにはある。

蒙恬を志尊淳が演じた(写真:『キングダム 魂の決戦』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会)

こうした骨太な歴史ドラマには、熱量の高い固定ファンがつく。大河ドラマと同様に、年配層を含めた男性のコアファン層がシリーズ興収のベースになっていることがうかがえる。

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