有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #晩婚さんいらっしゃい!

「決定的にいい人ではなく、致命的に悪い人ではない」43歳女医は出産の焦りを手放し、米国在住48歳との"別居婚"を選んだ

7分で読める
さまざまな条件を手放し、肩の力を抜いて周囲を見渡せば、素敵な出会いがあることも……?(イラスト:堀江篤史)

INDEX

35歳以上で結婚した「晩婚さん」を取材している本連載。10年以上も続けていると、「私もそろそろ結婚したい。手伝ってください」という読者が現れたりする。筆者は結婚相談所ではなくライターなので、そういう人も取材対象である。インタビューさせてもらって記事にして、それを読んでお見合い申し込みをしてくれた人と引き合わせ、無事に結婚したらまた記事に。「ライター大宮冬洋の読者ネットワークでの婚活企画」なので、「オーネット」と称したらたまたま名前が似ていた某結婚相談所から叱られた。その後、「オネット」と名称変更して活動を続けている。

読者で医師の堀川祐子さん(仮名、43歳)については、5年前にこんな記事を書いた。4人の男性からお見合い申し込みがあり、オンラインでのお見合いが実現。そのうちの数人とは何度かデートもした(仮交際)という記録がある。

祐子さんは当時38歳。仕事と大学院の勉強ばかりの生活で、「子どもはどうするのか」などの焦りがあったと振り返る。一方で、オネットを含め、いわゆる婚活にはなじみにくかったとも明かす。

「結婚相談所にも登録していましたが、どの相手だったら共同生活がうまくいくのかと一方的に評価をしてしまっていました。しかも、出会ってから数カ月以内に結論を出さなければなりません。恋愛の経験値が少ない私には判断ができませんでした」

「登山仲間の夫の兄」という遠い縁

オネットは成婚料を取っていないこともあり、「どこで出会って結婚しても構わない。身近なところも含めてチャンスを拾うべし」という方針を掲げている。祐子さんも活動の幅を広げたようで、「登山仲間の女性の夫の兄」というやや遠い関係性の相手をつかんだ。アメリカ在住の健一さん(仮名、48歳)である。

「あの頃はコロナ禍だったのでオンライン飲みがはやっていました。私はその夫婦の家に遊びに行き、健一さんだけはニューヨークからオンライン参加。彼が部屋着でワインを飲んで酔っ払っていたので、気取りがなくていい人だなという印象でした。マチコ先生から、『数を打て。自分から誘え』と指導されていたので、次は2人で話しましょうと私から伝えました」

マチコ先生とは、オネットのお世話係の女性だ。個人主義者だけど情に厚く、理系出身者らしく合理的。仕事好きの医師である祐子さんとは相性が良かったのかもしれない。以来、祐子さんと健一さんは東京とアメリカとの間で遠距離恋愛を続け、今年の春に婚約。冬に婚姻届を日本で提出する予定だ。オネット外での結婚であるにもかかわらず、祐子さんは律儀に写真付きのメールで婚約報告をしてくれた。アメリカにいる健一さんとは、どのようにして関係性を深めてきたのだろうか。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数