曙陸橋からJR線路をくぐって都道16号を南に歩くと、すぐ右手にオニ公園(錦第二公園)がある。『ごくせん』の舞台のひとつになった公園であり、鬼の顔がペイントされた滑り台がシンボル。劇中の生徒たちがたむろする場所になり、ヤンクミと生徒がぶつかるシーンで何度も登場している。どこか懐かしさがある、印象的な公園だ。
洗練された再開発エリアとアニメの聖地が調和する街
近年の立川は、もともとの駅周辺の大規模商業施設に加えて、北口再開発によるオシャレな複合施設が多くの人を集め、西東京を代表するショッピングやエンターテインメントイベントの街になっている。
そこは、再開発エリアだけを訪れれば、表参道や青山のような洗練された街の印象が強く残るかもしれない。
一方、立川はかねてアニメをはじめとするエンターテインメント文化の街でもある。人気作品の舞台になることで聖地がいくつもあるほか、アニメショップや、アニメファンに支持される個性的な映画館も軒を連ねる。同じく中央線沿いのサブカルの街・中野に勝るとも劣らないアニメファン御用達の街だ。
なのに、その街にはアングラっぽさがない。前述のような洗練されたエリアとの区分けがありつつ、街全体のイメージとして調和し、多くの人が集まる西東京最大の新都心としてにぎわっている。
不思議な引力がある街だ。目的によって楽しみ方は異なるが、誰もがそれぞれのお気に入りのエリアで心地いい時間を過ごせるに違いない。

