厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」のデータを基に作成した「職種別年収ランキング」に続いて、今回は男女別のランキングをお届けする。対象は、調査月の2025年6月に給与の支給実績があった企業規模10人以上の一般労働者で、短時間労働者は含まない。
月例賃金には、基本給や諸手当に時間外・休日・深夜手当などを加えた「きまって支給する現金給与額」を使用した。これを12倍し、「年間賞与その他特別給与額」を加えて推計年収を算出している。月例賃金は2025年6月分、賞与などは原則として2024年1~12月の支給実績である。
課長級以上の管理職を職種横断でまとめた「管理的職業従事者」と、職種が「不詳」のものはランキングから除外した。また、男性の「助産師」は給与・賞与の数値が公表されていないため対象外とした。このため、対象は男性が142職種、女性が143職種となる。
男性は航空機操縦士、女性は医師が首位
男性ランキングの1位は「航空機操縦士」で、平均年収は1655万円だった。2位は「医師」の1594万円。3位には「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」が1245万円で入った。
4位は「歯科医師」の1119万円、5位は「大学教授(高専含む)」の1110万円だった。男性では、上位5職種の平均年収がいずれも1000万円を超えた。
一方、女性ランキングの1位は「医師」で、平均年収は1275万円だった。2位は「歯科医師」の999万円、3位は「大学教授(高専含む)」の981万円と、医療や大学教育に関わる職種が上位に並んだ。4位は「法務従事者」の899万円、5位は「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」の852万円だった。
男女で共通して上位に入ったのは、医師、歯科医師、大学教授、経営・金融・保険分野の専門職など、高度な知識や資格を必要とする職種だ。ただし、順位や年収水準には違いもみられる。
同じ名称の職種でも、男女の平均年収が異なるケースは少なくない。ただし、この統計で示されるのは、それぞれの職種に属する男性と女性の平均値である。平均年齢や勤続年数、役職、労働時間、勤務先の企業規模などの構成が異なる可能性があり、同じ仕事をする男女に異なる賃金が支払われていることを直接示すものではない。
