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「スタイル半端ない」"モデル体型の美形力士"米沢龍(21歳)の衝撃…《好意的な期待のズレ》が人の評価を爆上げするワケ

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米沢龍 イケメン力士
大勢の力士たちの中で、一際目立つ長身が21歳の米沢龍(画像:YouTube「日本相撲協会公式チャンネル」より)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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この期待のズレは、よい方向のズレであれば「期待通りだった場合より高く評価される」ことが、対人コミュニケーション研究で知られている(※1、※2)。

期待通りの体型(がっしり体型)の力士であれば、特に話題にもならない。しかし米沢龍のように、期待から好意的に外れた体型が現れると、単に「整った体型の力士がいる」という以上の驚きと称賛が生まれる。SNS上の「何なの、このカッコよさ」「スタイル半端ない」といった反応は、まさにこの好意的な期待外れそのものだ。

興味深いのは、この理論がもともと対人距離やジェスチャーといった非言語コミュニケーション全般の研究から発展してきた点だ(※2)。

服装や身だしなみが、相手への信頼感や評価にどう影響するかという研究にも応用されており、「見た目が期待とどうズレるか」というこの視点は、力士という特殊な世界に限らず、私たちが日常で誰かと初めて会うときの印象形成にもそのまま当てはまる。

褐色肌に長身、引き締まった体型が一際目を引く米沢龍(写真:時事)

同じ体でも、見る場所が違うと評価が変わる

この「期待のズレ」をより深く理解するヒントになるのが、相撲界で初めて国民栄誉賞を受賞し、そのルックスでアイドル的な人気を誇った横綱・千代の富士にまつわる興味深いエピソードだ。

千代の富士も「スタイルの良さ」で人気を得た力士だったが、土俵に上がった千代の富士は引き締まって見えるのに、取組後にスーツを着てインタビューを受ける姿を見ると、なぜか“お相撲さん体型”に見えるーーそう感じた経験のある人は少なくないはずだ。

同じ体型のはずなのに、なぜ見え方が変わるのか。人は、ある文脈で日常的に接する母集団のレベルをもとに、その文脈固有の「標準」を無意識に形成している(※3)。

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