「作品ごとに毎回"リブート"してる」鈴木亮平の凄まじさ…役によって大変貌しても《"鈴木亮平"が消えない》科学的根拠
3月29日、TBS日曜劇場『リブート』が最終回を迎えた。巻き込まれた事件によって整形手術で顔を変え、別人として生きる男の物語。視聴率は民放トップを独走し、主演の鈴木亮平は一人二役という難役を務め上げ、視聴者を驚かせた。
しかし、冷静に考えると不思議なことがある。
鈴木亮平という俳優は、役ごとに体重を大きく変え、顔も雰囲気も別人のように変わる。まさに毎回、作品ごとに“リブート”しているのだ。
有名なエピソードだが、TBS日曜劇場『天皇の料理番』(2015年)では20kg減量し、映画『俺物語!!』(同年)では40日間で30kg増量した。
なぜ、毎回別人になるのに、「鈴木亮平」の個性はなくならず、彼についての記憶は人々の中に深く刻み込まれるのか。そして、演じるキャラクターのすべてがきちんと成立するのか。
もちろん、確かな演技力や徹底した役作りへの努力は言わずもがなだが、今回は、これまで検証されてこなかった別のアプローチから、「鈴木亮平」を分析してみたい。
特定の人物にだけ反応する「ニューロン」の存在
まず、「人の記憶に残る」仕組みから解説しよう。
私たちの脳には、顔を認識するための特殊な領域がある。側頭葉の下部にある「紡錘状回顔領域(FFA)」だ。マサチューセッツ工科大学(MIT)のカンウィッシャー教授らが1997年に発表した研究で、この領域が顔認識の中枢であることが明確に示された(※1)。
しかし、顔認識の仕組みはFFAだけではない。さらに深い場所に、驚くべきメカニズムが存在する。



















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