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26年夏ドラマは"衝撃的な幕開け"に…日曜劇場『VIVANT』が好発進で王者の貫禄、『GTO』など注目作の視聴率は?

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2026年夏ドラマ、序盤の注目作を紹介します(画像:カンテレ『GTO』公式ホームページより)
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『スピナーベイト』とは逆に、どこかゆるい不思議な空気感のなか、謎解きミステリーに心地よく身を任せられるのが、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ『名探偵のままでいて』だ。異色の名作を生み出してきている同枠らしくもあり、同時に新しさも感じる作風になっている。

『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作家・小西マサテル氏の同名小説を原作にする本作は、認知症の祖父とミステリーマニアの孫娘という異色バディが、身の回りで起きた不思議な事件を解き明かしていく謎解きミステリーであり、その事件の背景にある人々の人生を温かく映す人間ドラマになっている。

(画像:テレビ朝日『名探偵のままでいて』公式ホームページより)

ドラマの温度感がとてもよい。数あるミステリードラマとは異なる何かがある、独特な体温を感じる物語だ。毎話のラストには、切なさとじんわりと心が温まる余韻が残る。吉川愛と奥田瑛二のバディをはじめ、周囲の登場人物誰もが人間味にあふれている。長期シリーズ化する名作の予感があるドラマだ。

最後の1作が、本格サスペンスミステリー『一次元の挿し木』(読売テレビ・日本テレビ系)。発掘された200年前の人骨が、現代社会で失踪した主人公の妹のDNAと一致する時空を超えたサスペンスだ。

こちらは『このミステリーがすごい!』文庫グランプリを受賞した作家・松下龍之介氏の同名小説を原作にする。製薬会社の新薬開発と中国企業による買収を巡り、さまざまな陰謀が明らかになりながら、真実が二転三転していく骨太な社会派ミステリー。重厚な世界観に包まれる、王道のエンターテインメントでもある。

ただ、傑作になるか、凡作で終わるかは、これからのストーリー次第だろう。

『VIVANT』の熱気は続くのか

堺雅人が演じる乃木憂助(画像:TBS日曜劇場『VIVANT』公式ホームページより)

以上の5作が夏ドラマ序盤の個人的注目作だが、今期の話題の中心は『VIVANT』に尽きる。すでに前シーズン同様、ドラマファンを超えて一般層を巻き込むムーブメントを起こしつつある。

本作は、初回がスタートしたいままさに世間的な注目を大きく集めているが、これからその物語性がより話題になることでドラマシーン全般を盛り上げていくのか。もしくはいつの間にかトーンダウンしていくのか。後者の可能性もゼロではない。一方、その代わりになるような話題作が生まれてくるかもしれない。

大勢が判明するのは8月だろう。いずれにしても、例年以上に暑い夏を、熱いドラマの数々が盛り上げていくことが期待される。

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