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女性の労働力率は北欧並みも「低賃金依存」の限界 団塊世代の完全引退で、企業が迫られる"最後の選択"

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「人材確保」と書かれたニュースの見出し
女性とシニア層の労働参加が限界を迎えたとき、日本が次に取るべき方策とは?(写真:Ystudio/PIXTA)
  • 安田 佐和子 ストリート・インサイツ代表取締役、経済アナリスト
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こうした発言から、アベノミクスは失業率を最重要目標としていたことが分かります。市場の注目度がそれほど高くないとしても、日本の労働市場の動向を見ておく必要があります。

日本と米国の失業率の定義の違い

日本と米国の失業率はともに国際労働機関(ILO)の基準に準拠しており、基本的な概念は同じですが、調査方法や定義でいくつか違いがあります。

具体的な相違点は、主に以下の通りです。

(1)調査期間が日本は月末の週で米国は「12日を含む週」
(2)調査対象年齢が日本は15歳以上で米国は16歳以上
(3)失業者の求職期間の条件が日本は「調査期間中」なのに対し米国は「過去4週間以内」
(4)一時解雇は日本では就業者(休業者)に含まれることが多い一方で米国では失業者に分類

(3)、(4)は米国の失業率を日本よりも高めにする要因といえます。

労働力調査では、失業者に加えて就業者(雇用者と自営業主・家族従事者)の詳細な内訳も公表されます。

就業者数の動向を男女別・年齢別に見ると、非常に顕著な特徴があります。2010年以降、終身雇用制度の中核である生産年齢人口(15~64歳)の男性の就業者数は少子高齢化によって約130万人も減少しました。しかし、同期間に生産年齢人口の女性の就業者数は約300万人、65歳以上の高齢者の就業者数は約360万人もそれぞれ増加したのです。

これは、女性とシニア層の労働参加が拡大したことによるものです。15~64歳の女性の労働力率(人口に占める労働力人口の割合)は2000年代初めの60%程度から2025年11月時点で78%に達しています。

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