有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

5年で店舗5倍超…少子化なのに「体操教室で上場」 "水泳越え"狙うネイス、急拡大の裏で現場の採用・育成は追いつくのか

9分で読める
上場セレモニーでバク転を披露する南社長(写真:筆者撮影)
2/5 PAGES
3/5 PAGES

この日は4歳から9歳までの子ども計7人が汗を流していた。教室に足を踏み入れると、カラフルなトランポリンやマット、跳び箱が室内を明るく彩る。「体育館の白いマットが嫌だった」と南社長。体操器具の9割は自社製造だ。

カラフルなエアトランポリンで独自のカリキュラムをこなす子どもたち(写真:筆者撮影)
逆上がりに果敢に挑戦する子ども(写真:筆者撮影)

目玉はエアトランポリン。この上で子どもたちが独自カリキュラムをこなす。ペンギンやうさぎの動きをまねる独自プログラムで、バランス感覚や体幹を鍛えていく。鉄棒や柔らかい跳び箱なども交え、和気あいあいと楽しむ子どもたちの姿が印象的だった。

インストラクターの9割以上が体操未経験者

教室内にはカメラを3台設置し、研修や、ケガをした際の事実確認に活用している。指導にあたるのは店長の岡田知也さん(24)。元高校球児で体操経験はない。実はネイスのインストラクターの9割以上が体操未経験者だという。「最初は不安だった」というが、20日間の研修と実務を通じて慣れていったという。インストラクターの採用・育成力こそが、店舗拡大を支える強みだ。「講師は接客業」そう語る岡田さんは、はつらつと子どもたちと向き合っていた。

ここ数年の出店増加を背景に、ネイスの売上高は右肩上がりの成長を続けている。26年8月期は売上高36.5億円、経常利益6.8億円を見込む。主力の体操教室は6月末時点で184店舗と国内トップ。過去5年で5倍以上に拡大した。インストラクター育成の仕組みを整えたことで、商業施設内へのフランチャイズ(FC)出店を軸に一気に規模を広げてきた。5年後には全国530店舗まで拡大する考えで、その内訳は直営2割、FC8割を想定する。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数