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5年で店舗5倍超…少子化なのに「体操教室で上場」 "水泳越え"狙うネイス、急拡大の裏で現場の採用・育成は追いつくのか

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上場セレモニーでバク転を披露する南社長(写真:筆者撮影)
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試行錯誤の末にたどり着いたのは、自身の原点である体操教室だった。ただし、プロの体操選手育成ではなく、対象は普通の子どもたちとしてターゲット層を広く取った。イオンなど大型商業施設内への出店にこだわったことも、通いやすさと知名度向上の両面で効いた。店舗数は着実に拡大し、2026年6月時点で全国195店舗(体操教室184、発達支援教室11)にまで成長している。

引退後の生活につまずくアスリートが少なくないなかで、セカンドキャリアの先に上場までたどり着いた例は極めて珍しい。「ビジネスとスポーツは同じだと思っている。目標を達成するためにどうすればいいかをいろいろ考えていく。体操をやっていたときと今とで、あまり感覚は変わらない。スポーツをしてきた人には力があると思うので、ビジネスに活かすことができる」。

体操選手としての挫折を経てたどり着いた上場セレモニー。バク宙の着地後、南社長は興奮気味にこう語った。「ぜひこの節目に決めたいなと思っていた。本当に感無量」。

続いてバク宙を決める。上場セレモニーで史上初だ(写真:筆者撮影)

足元の目標は、東証グロース市場の上場維持基準である時価総額100億円の突破だ。7月28日現在の時価総額は51億円。5年以内に達成できなければ、上場廃止に追い込まれる可能性もある。

ショッピングセンター戦略が支える店舗拡大

店舗拡大を続けるネイスの強みはどこにあるのか。7月上旬、アリオ北砂校(東京都江東区)を訪ねた。

大型商業施設アリオ北砂の3階に上がると、ネイス体操教室のシンボルカラーである明るい緑の壁が目に飛び込んでくる。子どもたちの元気な声が響き渡る教室は、買い物客の親子連れが立ち止まって見学できるようガラス張りになっている。体操教室の多くが商業施設内に出店するのも、まさにこの導線を狙ったものだ。入会のきっかけは、親からの働きかけよりも、外から様子を見ていた子ども自身が「やってみたい」と言い出すケースが多いという。

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