文科省の調査では、国公私立大学の99.2%が学校推薦型、93.6%が総合型選抜を実施している(25年度)。また大学入学者の半数以上の53.6%が学校推薦型・総合型選抜の「年内入試」で入学している(文科省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」)。

中高一貫の進学校などでは高校2年生までに教科書の内容をすべて終わらせて、高校3年生の1年間は入試対策に費やす学校もある。その環境で勉強し、一般選抜で入学してきた学生の学習量は非常に多い。
だが推薦入試で早期に合格が決まってしまうと、そこで勉強をやめてしまう子も少なくない。数Ⅲを履修していたとしても学習量が少ない状態で大学に入学することも。大学の講義で、わからない定理や計算方法が出てきて「ここはみんな知っているでしょうから……」と教員が細かい説明を省いても、「わかりません」とはなかなかいい出せない。
「こうした学生は数学に限らず、物理や化学の教科も基礎から穴があるので、、頑張っても単位が1つも取れないこともあります。理系の総合型選抜は、プロ野球に喩えるならば、プロ野球チームが選手のピッチングやバッティング能力を確認せずに面接だけで入団させるようなもの。基本的な技術を身に付けずに入団したらどのポジションでも活躍するのは難しいですよね。それと同じです」(永島氏)
数Ⅲを履修せず経済学部で苦しむ学生も
究進塾に助けを求めてくるのはほとんどが理系で文系の学生は一部だが、例外なのが経済学部だという。
「日本では経済学部は文系とされ、入試に数学が含まれない大学も多いため、数Ⅲを履修しないまま入学する学生もいます。しかし、経済学部の学びに線形代数や統計学、微積分は必須ですから、当然その知識がある前提で講義が行われるため、理解できない学生もいるのです」(永島氏)
講義が理解できずに苦しむ学生を、究進塾ではどうサポートするのか。「大学単位取得サポートコース」では、単位を取得することをゴールに、試験をクリアすることを目指すという。

