現在、究進塾の塾生の6割は大学受験を目指す高校生や高卒生、中高一貫校の生徒で、大学生は3割ほど。残りの1割は日本の大学を目指す留学生だという。
「大学生で最もニーズが高いのが大学単位取得サポートコースです。ほとんどが理系の学生で、経済学部の学生もいます」(並木氏)
理系学部に広がる推薦入試の落とし穴
なぜ、理系と経済学部で授業についていけなくなる学生が出てくるのだろうか。究進塾の大学単位取得サポートコースで理系科目全般を教える永島行平氏は、その理由をこう説明する。
「理系の学部は技術を非常に求められます。例えば、理工学部では数学の計算能力、物理や化学の新しい知識が必要となります。昔から理系の学部では留年や退学に至る学生が一定数いましたが、近年は講義についていけない学生が増え、問題が顕在化しています」(永島氏)
昔からいた、講義についていけない学生。それが今、増えている理由を永島氏はこう説明する。
「近年、大学の入試スタイルが多様化し、理工学部でも総合型選抜が行われています。そのため、数Ⅲどころか数Ⅰや数Ⅱも中途半端な状態で合格し、入学する学生がいるのです。一方、一般選抜の学生は高校数学をしっかり学んでいるうえ、参考書や予備校の授業を通して大学数学に触れています。そのため、入学時点で差が生じているのです」

