ちなみに3位「極暑日」は2万5638票、4位「炎暑日」は2万2292票、5位「烈暑日」は2万1930票。以下は「激暑日」「厳暑日」「熱暑日」「甚暑日」「劇暑日」「大暑日」「盛暑日」「繁暑日」と続き、「激アツ日」「自宅待機日」「サウナ日」などのユニークなものもあったようです。
ただ、酷暑日は日本気象協会が22年から独自使用していて、「聞いたことがある」という人も多い言葉であり、妥当な結果だったと言えるのかもしれません。参考までに、最高気温25℃以上は「夏日」、最高気温30℃以上は「真夏日」、最高気温35℃以上は「猛暑日」と決められています。
気象庁は「本名称(酷暑日)の活用により、顕著な高温への警戒を効果的に呼びかけてまいります」としていますが、実際にそれが「酷暑日」を使う最大の理由なのでしょう。
「今年初」「今年最高記録更新」などとスポーツのような報じ方に違和感
しかし、「酷暑日」は強烈な見出しで関心を引いて数字を得たい情報番組とネット記事の作り手にとって、打ってつけの言葉。例えば7月22日、23日の情報番組では、そのほとんどが冒頭にあげた強烈なフレーズを使っていました。
実際、22日の酷暑日は、三重県桑名40.6℃、静岡県浜松(佐久間)40.1℃、岐阜県美濃40.1℃、岐阜県多治見40.0℃の4地点。一方、猛暑日は298地点でした。
23日の酷暑日は、静岡県浜松(佐久間)41.1℃、岐阜県美濃40.8℃、愛知県豊田40.8℃、三重県桑名40.7℃、岐阜県下呂(金山)の40.4℃、岐阜県多治見40.2℃、静岡県浜松40.2℃の7地点。一方、猛暑日は282地点でした。
気付かされるのは、両日の酷暑日がすべて東海地方であり、その大半が山沿いのエリアであること。さらに猛暑日が圧倒的に多い様子がうかがえるにもかかわらず、酷暑日というフレーズばかりがフィーチャーされていました。

