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その教材研究、AIに負けてない? "その日暮らし"の授業で陥る罠と、「教師だからこそできる」価値発揮に必須の3要素

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デスクで悩む教師のイメージ
AIの活用が教育分野でも進む中、人間にしかできない「教材研究」をするには(写真:マハロ / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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冒頭の「明日の授業どうしよう」型の準備は、素材研究と学習者研究を飛ばして、指導法研究だけをやっている状態です。

私はこの3つを、足し算ではなく「素材研究×学習者研究×指導法研究」という掛け算だと考えています。つまり、どれか1つでも0なら、教材研究全体が0になります。0に何を掛けても、0のままだからです。

「明日の授業どうしよう」型の準備は、なぜAIに負けるのか

思い返せば、タブレット端末が導入されたときも、「どう使うか」という指導法研究ばかりが先行し、素材研究が置き去りにされていました。AIにも、同じ傾向があるのではないでしょうか。SNSを見ていると、表層的なAIの使い方ばかりが目立つのが現実です。

AIは、すでにある1を何倍にもしてくれる道具です。自分のアイディアという1を、10にも100にもしてくれます。だからこそ、AIでどれだけ多くの成果物をつくっても、土台が0なら、答えはやはり0のままです。これは“AIを使う・使わない”という話ではなく、そもそも教材研究が成立していないという話なのです。

「授業プランを整え、板書を決め、発問例を用意する」という「明日の授業どうしよう」型の教材研究は、AIがいちばん得意とする仕事です。だから、まるごとAIに置き換えられます。

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