15年にスタートし、今年で12年目を迎えた「揚げたて直送便」。
最後に、「揚げたて直送便」は今後、販売規模の拡大を目指す商品なのか、それともブランド戦略を担う商品としての希少性を残した役割を重視するのかを小幡さんに尋ねた。
「まだこの商品を知らないお客様も多く、拡大の余地は十分にあると考えています。数年後には現在の2倍の規模にすることを見据えて、中部工場でも生産を開始しました。ただ、利益重視でどんどん稼ぐというよりは、この揚げたてのおいしさを通じて湖池屋のこだわりを知ってもらい、ファンになってもらうことが一番の目的です。数年前までは『ポテトチップスなんてどれも同じでしょ』と言われることもありましたが、直送便をきっかけに私たちのこだわりを知っていただく入り口になればと思っています」
価格ではなく価値で選ばれるブランドを目指す
「揚げたて直送便」は、単に鮮度だけを売りにした商品ではない。価格ではなく価値で選ばれるブランドを目指してきた同社の姿勢を、最も分かりやすい形で体現した取り組みの一つと言えそうだ。

