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ライフ #還暦バックパッカー教授の世界見聞録

還暦後に世界22カ国へ…老後資金を「思い出」に変える、後悔しない"人生後半"お金の使い方

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ブルガリアの世界遺産「リラ修道院」
ブルガリアの世界遺産「リラ修道院」(写真:筆者提供)
  • 河瀬 誠 立命館大学ビジネススクール教授、MK&Associates代表
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詳細は省くが、私自身もこの試算をしてみて、今まで以上に旅にお金を使って大丈夫だと考えた。とはいっても「老後のお金の心配」というのは頭の中に長年こびりついた考えであり、内心では「本当に使ってよいのか?」とドキドキしながらも、試算上はなんとかなりそうだ。

そして「思い切って」、いままで行きたいと思っていたけれど実現してこなかった旅をすることにしたのだ。こうして、私自身は30年前に一度チャレンジしてできなかった世界一周の旅を、妻もこうした思い切りがないと行かないままになってしまうであろうバルカン半島への旅を楽しむことにしたのだ。

北マケドニアの首都スコピエ、マケドニア広場に立つ古い建物。屋上には地元ビール「スコプスコ」の看板が掲げられている(写真:筆者提供)

資産は使ってこそ価値がある

「オマエは余裕があるから気楽に旅ができるだけだろう」と思う方もいるかもしれない。しかし、再び最初の表を思い出してほしい。日本人は平均して、70歳で2000万円以上、85歳でも1500万円以上の金融資産を持っているのだ。高齢になるほど資産を貯め込みがちなのだ。

『DIE WITH ZERO』が投げかける問いとは、あなたは自分の「資産」をいつ、どう使うのか、ということだ。

健康・時間・お金という資産は、幸福に生きるための土台である。旅に限らず、自分の持てる資産を最大限に活用してよい思い出をたくさん残し、自分の人生の効用を高めていこうではないか。

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