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キャリア・教育

「あいつ地頭いいよな」と言われる人の共通点⦅3つのプロセス⦆で「情報」を「知性」に変える

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地頭力
地頭力の正体とは? その力はどのようにして磨けるのでしょうか?(写真:metamorworks/PIXTA)
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ただし、両者にはもうひとつ違いがあるという。「なにもない状態からアウトプットすることができるか」である。

ヒントもないし、問いかけも存在しない――。そんなゼロベースの状態から知識を再構築できるのが「動的知識」であり、“それではアウトプットするのが困難な状態”が「静的知識」の特徴になるということである。

なお、「ヒントもなにもない状態で、ゼロから知識をアウトプットし、ひとつの知識を広げていく」行為は、学習科学の世界で「アクティブリコール(Active Recall)」と呼ばれているそうだ。

アクティブリコールとは、受動的に情報を眺めるのではなく、能動的に記憶から情報を引き出す学習方法です。
「教科書を読む」のではなく、「教科書を閉じて、自分で説明してみる」。「ノートを見返す」のではなく、「何も見ずに書き出してみる」。
こうした行為が、知識を動的なものへと変えていくのです。(56ページより)

一定の勉強を積んでいる人であれば、たとえヒントのない状態からであったとしても、いくらでも知識をアウトプットすることができるという。つまり「動的知識」とは、「ヒントがなくても、ゼロからでも再現できるような知識」のことを指すわけである。

ビジネス社会に必要な「動的知識」

注目すべきは、「『動的知識』はビジネスパーソンにとっての武器にもなる」という著者の主張である。「社会に出てから使うことはない」と批判されがちなこと、たとえば「明治維新」に関することでさえ、ビジネスに応用できるというのだ。

たとえば、自分の会社をこれまでとは異なる新たな体制へと移行させたいと考えたとしよう。そんなとき、「明治維新がなぜ成功したのか」を分析することは、きわめて実践的なヒントになるというのだ。

260年以上続いた江戸幕府という巨大な旧体制は、比較的短期間で解体され、まったく新しい近代国家へと生まれ変わることができた。それはなぜなのか。そこには、組織改革に通じる本質的な構造が詰まっているわけである。

たとえば、明治維新が成功した背景には、「外圧(ペリー・黒船)という危機感の共有」がありました。
これを会社経営に翻訳すれば、「市場環境の激変や競合の台頭という外部要因を、組織全体で危機として可視化し共有することが、変革の起爆剤になる」という示唆が得られます。(68ページより)

トップがひとりで「うちも変わらなければ潰れる」と叫んでいたとしても、組織はそうそう変わらないだろう。しかし、黒船のような「動かしようのない現実」を全員が直視したときには、そこで初めて変革のエネルギーが生まれるということだ。

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