さらに、維新の立役者である「西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允」が、互いに異なる強みを持ちながら役割を分担していたことも示唆的だ。“カリスマで人心を掌握する者”“冷徹に制度設計を進める者”“調整役として全体を束ねる者”というようなリーダーシップの組み合わせがなければ、変革は片輪走行に終わってしまうことになるかもしれない。
こうした点もまた、新体制への移行を担う経営チームをつくりあげる際の指針として参考になるわけだ。
「Intelligence」はビジネスでも生きる
あるいは、より抽象度を上げて、「明治維新のように、旧体制が新体制へと大きく組み替えられるとき、なにが起こり、なにが必要となるのか」という知識として応用することもできるだろう。
これは明らかに、単なる「Information」ではなく、“「Intelligence」として活用できる状態”になっているということではないだろうか。そんなところからも、「動的な知識」が社会に出てからも役立つことがわかるに違いない。
そういう意味で、「動的な知識」も含めた「地頭力」には普遍的な力が備わっているとも言えそうだ。


